農業系

【土壌改良】ミミズは畑を豊かにする働き者

こんにちは!

今回はミミズがどのように畑を耕してくれたり、肥やしてくれているのか気になったので調べました。

ミミズは土をふかふかにする

ミミズは落ち葉などを土の中に引き込む習性があり、この落ち葉などをエサとして食べるときに同時に土も食べ、腸を通りフンをします。

こうして落ち葉などの有機質のフンと土のフンが混ぜ合わされて畑に押し出され、フンのかたまりが作られます。

土の中に深い縦穴を掘るミミズは,その出入り口付近にフンのかたまりをつくる習性があります。

フンのかたまりの大きさは, よく見られるもので直径 50mm,高さ5~10mm程度です。

フンは出入り口付近だけでなく, 土の中にも排出されます。

その結果、出入り口付近の有機質が土の中に移動し,土の中の無機質が出入り口付近に移動するというように、土壌が反転します。

そのため、土の中に空気が入りやすくなります。

同時に土壌の保水性,排水性が良くなり,植物が育ちやすい土壌が作られるということです。

ミミズは土を肥やす

ミミズのフンは腸の中にある石灰線の働きによってpH6ぐらいになります。

作物の養分からみると、フンでリン酸の量が増えるという事です。

さらにミミズは土の中を、体からアンモニアを多く含んだ粘液を出しながら土を掘り進むので、土の中の窒素も増えます。

まとめ

ミミズが多い畑は良い畑ということでもありません。

肥えていない畑に堆肥などの有機質を入れて土づくりを行うとミミズは増えていきます。

ミミズの働きによって土づくりのスピードは進み、さらに土づくりが進むとミミズの数はだんだんと減っていきます。

これは土の中の有機質がミミズに分解されていったことで、ミミズのエサが減っていくためです。

そのためミミズが多いということは、それだけエサの有機質が多いということになるので、それを好むカビやセンチュウなども発生しやすくなります。

さらにミミズを食べにイノシシやモグラなどの発生も多くなることがあります。

この場合は、新たに堆肥などの有機質を追加するのはやめるべきです。

まとめとして、

  1. ミミズは土の中に空気が入りやすくし、土壌の保水性,排水性が良くします。
  2. ミミズはフンでリン酸、粘液で窒素を出し土壌を肥やします。

その他に調べたところ、ミミズコンポストというのがありました。

そちらも気になっているので、調べたらブログを書こうと思います。

今回も最後まで見ていただきありがとうございました。